就職が不安な障害者の方はハローワークを活用すべき
先日、当ブログを好意的に紹介してくださったツイートを発見し、とても嬉しく思いました。
しばらく記事を更新していませんでしたが、ハローワーク経由での障害者雇用に関する私の体験談が、多少はどなたかのお役に立てているのかなと感じています。
ですので今回は、ハローワークの活用について書いてみようと思います。
国の施設ですから、どこの都道府県でも同様の利用ができると思いますが、あくまで私の通っているハローワークでの話ということをご了承ください。
相談できる人が身近にいるという安心感
障害者枠での就職活動を行う上で、身近に相談できる方がいるかどうかは大きいです。
障害者枠でも一般枠でも、私のように職歴が短い方やブランクの長い方は、営利目的の求人サイトからは相手にしてもらえないことが多いと思います。
一方、ハローワーク・『公共』職業安定所は文字通り、どんな人でも利用できる施設ですから、就職しづらい人ほどハローワークにて信頼できる相談員を見つけるべきだと思います。
「ハローワークの相談は全く役に立たない」といった考えの方も多いようです。
ですが私としては、ハローワークにはとても親切な相談員さんもいて、上手に活用すれば就職につながると考えています。
実際に、私はハローワークの合同面接会を通じて大企業への就職が決まりました。
相談員を事前によく観察する
私は求職登録をする前に、ハローワークの専門相談に何度か通い、検索機で求人検索をするフリをしてこっそり観察をしていました。
「この人は冷たい感じだな」とか、「精神障害者の相談に親身に乗ってくれているな」と、色々な相談員がいることが分かってきます。
残念ですが、この人にはあまり相談したくないな、という相談員もいらっしゃいます。
コンビニや飲食店の店員さんでも、同じお店なのに愛想の良い人と悪い人がいるのと同じです。
ましてや、ハローワークはじっくり相談する相手を選ぶので、しっかりと観察するのが良いと思います。
何度も相談利用する前は、相談員の方もいちいち顔を覚えていないはずです。
もし「相性が悪かった相談員」に再び当たりそうになったら、次のときに「色々な方の意見が聞きたいので別の方をお願いします」などと言って、避ければ良いだけです。
根気良く通っていれば、いずれ「○○さんをお願いします!」と迷わず言える、信頼できる相談員さんに出会えるかもしれません。
私の通っていたハローワークでは、一般の方向けの相談員に比べ、障害者向けの相談員は「圧倒的に」親切な方が多かったです。
過去に一般枠で相談利用していたが不親切だったという方も、是非利用してみてください。
親身に関わってくれる相談員もいる
職務経歴書の添削、面接練習など、就職活動全般について非常に丁寧にアドバイスいただきました。
私が第二新卒の一般枠として就職活動を行ったとき、新卒ハローワークだけでは足りない・不安な部分があり、若者サポートステーションも併用しました。
ですが障害者雇用の中途就職を目指し活動した際は、ハローワークのみの利用で十分な情報が得られました。
私は相談員の方に、どういう仕事がしたいかということを具体的に伝えていました。
それに合ったハローワーク求人が出たときに、「先週こんな求人が出たのだけど、受けてみますか?」と向こうから提案をしてくださったこともあります。
信頼できる相談員がいれば、その他にもたくさんのメリットがあります。
例えば、「この求人、現時点で何人の応募がありますか?」などの情報を気軽に聞けると、就職活動における気持ちの不安も減ると思います。
働けるか不安な方こそ行くべき
ちゃんと働けるか体調面などで不安があるけれど、どうすれば良いのか分からない、という方もおられると思います。
そういう方こそ、ハローワークにてまずは相談だけでも利用してみるべきです。
相談員から聞いた話ですが、相談利用に来た方の中には、就労するには体調が万全ではない・就職活動をしても相当時間が掛かり体調を崩されそうな方もいるそうです。
そういった方には、就職に向けた具体的なアドバイスではなく、障害者就業・生活支援センターや職業訓練、就労支援事業所の紹介をするそうです。
知恵袋などの質問サイトで、「私はこんな状態で就職できるでしょうか」といった質問をされている方がおられます。
インターネットではなく、信頼できるハローワーク相談員に現状をしっかり話すことで、適切なアドバイスがもらえるのではないでしょうか。
就職の選択肢を増やすべき
ハローワークが良くて求人サイトが悪い、とは決して思っていません。
むしろ求人サイトのほうが、給与などの労働条件の良い仕事がたくさん見つかります。
あくまで私が求人サイトでは良い結果が得られずハローワークで大企業に採用されたため、経験談として書いているだけです。
求人サイトかハローワークか、どちらかを選ばなければならない、というわけではありません。
どちらも上手に活用するのが良いのではないでしょうか。
インターネットで情報を探し多くの企業に応募してみる。
ハローワークで信頼できる相談員を見つけ、長期戦に備える。
ネット応募は手軽ですし、条件の良い求人がたくさん見つかりますので、わざわざハローワークに行きたがらない方が多いのではないでしょうか。
そんな中、ハローワークを積極的に活用することで、私のように運よく恵まれた就職に結びつくかもしれません。
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