自分で行動しなければ何も始まらない
ヤフー知恵袋などを見ていると、自己紹介や現状を長く語った後、「こんな私でも、○○の会社・求人に応募して受かるでしょうか」といった質問や、「少し調べれば答えが見つかる質問」が度々投稿されています。
私はコメントやメッセージにてこのような質問をいただいても、回答はしたくないなというのが本音です。
そういったものに回答しても、長い目で見るとお互い得しないように思います。
精神障害者は採用されないというのは、本当に人それぞれだと思います。
人に教えを乞うばかりで自ら行動して探ろうとしない、というあいだは、なかなか良い結果は出ないと思います。
私は、いくつもの会社に応募し行動することで、なんとか大企業から障害者雇用での内定をいただけましたが、「発達障害を持つ人は採用されない」という周囲の意見を気にしていた初めの頃は全く手応えがありませんでした。
今回は、私自身が行き詰まったときに読み返すために、自戒の念を込めて、自分を持つ・周りに流されないことや行動の大切さをまとめておきます。
また、私は自分自身のことだけで精いっぱいで、常に余裕がなく時間に追われてしまうため、コメントやメッセージに対する私の考えも書かせていただきます。
人に聞くのではなく自分で答えを見つける
質問サイトの投稿を見ていると、浅すぎる質問が散見します。
例えば、「私は障害者手帳を持っていませんが、障害者雇用の求人に応募できますか?」といった疑問であれば、インターネットで自分で調べれば、すぐに正しい答えが見つかります。
浅い質問には、浅い回答しか返ってきません。
回答が付くのを待っている間は、成長は止まったままです。
それを繰り返したところで、なかなか前にも進めません。
自分で行動してみて困難にぶつかった時に、「正解」ではなく「客観的な意見」を求めるのが、適切な使い方なのではないでしょうか。
見ず知らずの人を頼りすぎない
質問サイトで言えば、回答者が知識がある人だとは限りません。
「こんな困難がある私は発達障害でしょうか?」という質問に対し、「パソコンを使って質問を投稿できているあなたは、障害者ではありません」なんて回答をしてしまう、発達障害と知的障害の区別すら付いていない人も多いです。
生活スキルの向上には、詳しい人・専門家に、「自分から近づいていく」ことが大切だと思います。
顔の見えない質問サイトではなく、お住まいの発達障害者支援センターなどで相談すべきです。
やってみないと、分からない
例えば、「そんな求人に応募したところで、あなたは受かりませんよ。」なんてアドバイスをもらったら、「はい、わかりました」と受け入れてしまうのでしょうか。
それは、素直なのではなく、自分を大切にしていないだけだと思います。
「私でも採用してもらえるのでしょうか」というように、今後のあなたの人生の大部分が決まりかねない大事なことを、他人に委ねるようなことはやめるべきです。
もっと自分に自信を持つべき
発達障害の場合、過去のつらい経験から自己肯定感が低くなってしまった、現在も日に日に低くなっている、という方も多いのではないかと思います。
ですが、自分自身のことを一番知っているのは、他でもなく自分です。
私は前の職場で、「なぜこんな簡単なことが直せないのか。同じ失敗ばかり繰り返している。この仕事は向いていない」などと、毎日最低1時間、ひどいときは3時間以上説教されたこともありました。
最初のうちは「挽回しよう」と意気込むことができていましたが、毎日言われ続けるとさすがにおかしくなってきました。
今なら、冷静に考えることができます。
入社して初めて出会って、まだ少ししか時間が経っていない人に、20年以上生きてきた私の何が分かるのか。
否定的な目で私の一部分だけを見て、どうして「向いていない」なんて決められるのか。
行動したうえでのコメントなら大歓迎です
私の記事をいくつか読み、「信頼できる人だ」と感じ、質問をいただけるのはとても嬉しいです。
ですが、前述のような「行動する前に『上手くいくかどうか』を知りたい」「調べればすぐに正解が見つかる」といった質問の回答には時間を使いたくないです。
自身の発達障害に気づかず空回りし続け、会社を辞めたころは、私も行動するのが億劫になっていました。
それでも、少しずつ行動していかないと、自己肯定感は低いままで、状況は悪化する一方だと思います。
行動したことで発達障害でも幸せに生きている方、苦戦しながらも前向きに行動されている方とは、コメント等を通じ関わりを持てるのはうれしいです。
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