大人の発達障害に気づいた経緯その7 発達障害を診られる病院への転院
働き始めてから1年くらい経った頃、失敗の連続で気持ち的にも追い込まれてしまい、休職生活に突入しました。
始めは、適応障害が落ち着き次第、復職するつもりでした。
ところが、診断を受けるうちに、発達障害であることが分かり、発達障害の診察ができるクリニックに転院することになりました。
私はADHDなのでは?
ある日、適応障害の診断が出たクリニックに行った際、入り口付近にあるパンフレットが目に留まりました。
「大人の発達障害 ご存じですか?」
表紙にそのように書かれていた冊子をもらい、自宅に帰りました。
この冊子は、日本イーライリリー株式会社という会社が出しているものです。
私は会社名を聞いてもピンと来なかったのですが、Googleで「ADHD」と検索すると最上位に出てくるサイト「ADHD.co.jp」を作っている製薬会社です。
この冊子の中に、「場面ごとの『ADHD』の症状」というページがあります。
ここに、具体的な症状が並んでいるのですが、特に「不注意が原因で起こりやすいこと」部分がたくさん当てはまりました。
そこからインターネットで発達障害に関する情報をたくさん調べました。
私の場合、ADHDの特性は自分のことを言っているくらい良く当てはまっていました。
一方、アスペルガーの特性はあまり当てはまっていないようでした。
発達障害といっても、特性の強弱には個人差が大きいそうです。
発達障害者支援センターに話を聞きに行く
ADHDについて色々と調べていると、都道府県に何カ所か「発達障害者支援センター」という国の施設があることが分かりました。
私の住んでいる県の支援センターに早速電話をしてみると、面談していただけることになりました。
初回は1時間程度で、とても親身に相談に乗ってくださりました。
アドバイスのうちの1つに、「病院の転院」がありました。
「発達障害を診ることができる医師に、診てもらうほうが良いですよ。」
そう言われ、具体的な病院名を5つほど挙げてくださりました。
発達障害は医師選びが大切
2人の精神科医の対談がまとめられた「大人の発達障害ってそういうことだったのか」という本には、発達障害の診断ができる医師に診てもらうことの重要性が書かれています。
精神科医にとっても発達障害という判断は難しいし、明らかに兆候が出ているのに気づかない医師もいる、ということが本書から伝わってきました。
二次障害であるうつや不安傾向ばかりに目が行ってしまい、根っことなっている発達障害に気づかず適切な治療が受けられていない人もたくさんいるのだろうと感じます。
新しいクリニックは住んでいる所から遠いのですが、転院して良かったと思っています。
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