大人の発達障害に気づいた経緯その1 高校生までの私
社会人生活を通じて発達障害(特にADHD)が判明した私ですが、学生の頃を考えてみると、思い当たることが多々あります。
発達障害の受診時には、子どものころからの出来事を聞かれます。
ADHDの特性として挙げられる、不注意・衝動性・多動性。
私は子どもの頃から、それらすべてが「大きな問題とならない」程度に表れていました。
そそっかしい
私は、小さい頃から人一倍そそっかしかったです。
よくこけたり、どぶに落ちたり。小さい傷が絶えず、いつも絆創膏をしていた記憶があります。
ただ、中学生くらいからは随分落ち着いてきましたし、周りに大きな迷惑をかけることはありませんでした。
怒りっぽい
特に小学校の頃あたりから、「突然怒り出す」ことが多々ありました。
そのことが原因で、友達と仲が悪くなったり、嫌がらせを受けるようになったこともありました。
恥ずかしながら、友達らしい友達がほとんどいません。
この性格から、ケンカ別れした友達が多いです。
そのような癇癪持ちは大学生になっても治らず、良い大人にもなって同級生から嫌味を言われるようになりました。
落ち着きがない
幼いころから、じっとしていられず、よく動き、よく喋る子どもだったそうです。
授業など、長い時間じっとしていなければならないとき、何だかそわそわしてしまいます。
興味がないことに1時間じっとしていなければならないのは、なかなか大変でした。
違和感の原因が分かったのは大人になってから
大人になって発達障害だと分かったり、そうではないかと思い始める方は、私のように、
「細かいトラブルは起こすものの、騒ぎになるほど大きくはならなかった」のではないでしょうか。
私は、
「おっちょこちょいで頻繁に怪我をしていた」ものの、面白い子としてかわいがってくれました。
「怒りっぽくカッとなって相手に迷惑をかけた」ものの、相手が全体ではなく個人だったので大ごとにはなりませんでした。
「授業中なんとなく落ち着かない」ものの、とりあえずじっと座っていることはできていました。
学習障害はなく、小学校から大学まで、人並みに勉強すれば人並みの点数は取れました。
社会人になり、精神科医から「発達障害ではないか」と言われるまで、すべて性格・個性の範囲だと考えていました。
少し怒りっぽい『性格』、落ち着きがない『性格』、そそっかしい『性格』。
発達障害と診断され、過去を振り返ったときに、これまで何となくあった「違和感」の正体が分かった気がしました。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。