大人のADHDの「先延ばし」を改善する工夫

ADHDを始めとした発達障害の方にとって、代表的な悩みが「物事の先送り」です。
ADHDの「不注意」という特性が影響を与えているのだろうと思います。

これは私が最も困っていることの1つで、先延ばし癖は仕事を休職に追い込まれる大きな原因になりました。

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優先順位を書き出してみる

優先順位を意識しながら行動することは大切です。
当たり前のことのようですが、私は社会人として働くまでは、自分で考える機会は少なかったように思います。

学校であれば、テスト前には言われた範囲の勉強をします。
複数の科目があっても、やることは全て「勉強」です。
そんな生活を送っている間は、自分の特性には気づきませんでした。

頭の中だけでなく、現状すべきことを「書き出す」ことで整理しやすくなります。
優先順位付けが難しければ、自分で判断せずに周りに聞いてみることも良いと思います。

色々なことに手を付けない

先延ばししないようにするためには、早めに片づけるべきことから集中して手を付けていくことが大切です。
仕事がはかどらないとき、気分転換にと別のことに手を付けてしまいがちかもしれません。

大事なことや期限が迫っていること後回しにすると、気になってしまい、かえって時間が掛かります。
優先順位を付けた後は、順位が高い順から着実に片づけていくことです。

発達障害の人は、目移りしやすい特性があるようですので、特に注意しなければなりません。
一方、発達障害の特性に過集中がありますので、これを上手に活用できるように「区切りを付ける」のが良いと思います。

しなければならないことは早めに終わらせる

情けない話ですが、私が先送りしてきた物事の内容を思い出すと、大変なことや嫌なことを後回しにしてしまっていたことが多くありました。

優先順位を付けるときに大事なのは、感情を持ち込まないことだと思います。

先送りして困るのは、結局はいつかしなければならないことです。
「逃げの姿勢」での先延ばしは、結局今後の自分が苦しくなるだけです。

他のことに手を付けてしまいそうになるときは、「今の作業が嫌、別の作業の方が面白そう」という感情で動いていないか、よく考えてみるのも大切だと思います。

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